愛する人を亡くした時、悲しみに寄り添う言葉

  1. 悲しみに寄り添うもの
  2. 1484 view

愛する人を亡くした人の為の100の言葉

これは、中原憬(けい)さんという方が、1997年にwebサイトに公開された言葉集です。妹を自死で亡くした私は、辛い日々の中でこの言葉達に出会い、とても救われました。

この「愛する人を亡くした人の為の100の言葉」は、愛する人と死別し、身も世もない悲しみに身を裂かれるような思いをしている人を慰め、力づけることを目的として書きました。
いまここに生きて、傷つき、血の涙を流している人のために。愛の喪失にうちひしがれ、何もかもが信じられなくなってしまった人のために。そして、深い純粋な愛情が逆に生きていくことの重しとなってしまった人のために。
そのすべてが正しいものかは分かりません。でも、愛する人との死別という残酷な運命に翻弄されている人達に対して、少しでも穏やかな癒しの時間を作ってもらうことができれば、と心をこめて書きました。

愛する人を亡くした人の為の100の言葉

作者である中原さんに敬意を表し、100の言葉へのオマージュとして、私なりの言葉を書き残しておきたいと思います。

大切な人を失ってしまった時。涙がとめどなく流れ落ち、食べ物ものどを通らない時。何にもする気がおきず、何もかもどうでもよくなった時。励ましの言葉なんて掛けて欲しくない時。愛する人のいない世界で生きていくのが辛すぎる時。

そんな時、悲しみにそっと寄り添ってくれる言葉を贈ります。

乗り越えなくてもいい

頑張らなくてもいい。立ち直れなくてもいい。大丈夫じゃなくてもいい。

乗り越える、立ち直ると聞くと、今の気持ちを忘れるとか、過去のものにするとか、そんな風に感じてしまって辛い。

忘れられるはずないじゃないですか。この先もずっと、悲しみを胸に抱えて、愛する人を想いながら生きると決まっているのに。

辛い言葉を掛けられて、平気なフリをするほど、周りに気を遣わなくてもいいんです。今だけは、今だからこそ、感情に素直になれる自分を許してあげてください。

涙はあなたの心を守るためにある

心が壊れてしまわないように、涙は流れます。

涙には、心身のバランスを保ち、心の緊張の糸をゆるませる効果があります。

涙の助けを借りてください。傷ついて、今にも壊れそうな心を守るために。

自分のせいだなんて思わないで

「あの時こうしていれば」「助けてあげられなかった」

そう考えるたびに、この言葉を思い出します。

愛する人を失って、自分だけ生き残ってしまった時、負い目を感じてしまうのは避けられないことです。愛する人を生かすために何かできたかもしれない。大切な人だからこそ、そう考えずにはいられないのです。でもそれは、誰にも分かりません。もしかしたら、もしも、もし…それは答えの出ない問いなのです。

特に、自死遺族の方へ。最後の精神力を振り絞って、大切な人が平然を装ってみせたのは、あなたのため。「愛する人にだけは、心配をかけたくない」という想いからです。

後悔のない人生なんてありません。どうか、自分の心をそれ以上傷つけないで。

眠りましょう

意識があると、どうしても考えずにはいられない沢山のこと。それも、無意識の世界にいる時だけは、辛さや、愛する人を失った深い悲しみを睡眠がオブラートにそっと包んでくれます。

積み重なった疲労は、人から沢山の力を奪ってしまいます。考えることをしばしお休みして、あなたの脳と身体を癒やす時間に充ててください。

優しい音楽は眠りの世界への誘い役をしてくれます。川のせせらぎ、小鳥のさえずり、波の音。ヒーリング効果のある音楽を聞きながら、心静かに、眠りへ導かれましょう。

愛する人は、今は痛みや苦しみのない世界にいます

亡くなる瞬間の苦痛について、考えずにはいられない気持ち、よく分かります。人間は、一定以上の苦痛を感じないようになっており、死の瞬間に痛みはないと言います。

何より、愛する人は今、痛みや苦しみから開放され、安らかな眠りについています。永遠に。

人に甘えて、頼ってもいい

誰かに今の気持ちを話すことは、薬になります。家族に、信頼できる友人に、頼ってもいいのです。

精神科、カウンセリング、サポート団体、自死遺族の分かち合いの会…etc。グリーフケアの場所はたくさんあります。私のようにブログでもいいかもしれません。あなたにとっての助けになる場所が、きっとあります。

恨んでもいい

愛する人を奪われた悲しみは、例え加害者が罰を受けても癒されるものではありません。

赦せないと思う気持ちは、誰にも批判されるものではないのです。

優しかったからこそ選んだ道

自死で旅立った愛する人は、命を粗末になどしていません。心の弱い人間でもありません。

譲れないことがありその道を選んだのです。

亡くなり方を憂うのではなく、愛する人がどのように生きたか、その人生を想うことが、きっと私たちの助けになるのではと思います。

いつか同じ場所へ行ける

愛する人の旅立ちを、一足先に見送っただけです。私たちは、生まれた瞬間から死に向かって歩いています。いずれ誰もが、必ず同じ場所へ帰っていく。

遠からず、同じ場所へ行ける。それまで、もうしばらくの辛抱です。愛する人は、少し離れた場所で、あなたを心配しながら見守っています。

人それぞれに悲しみの感じ方や受け止め方がある

大切な人を失った悲しみ。その感じ方や受け止め方は、例え家族であっても、ひとりひとり違います。

「私はこんなに悲しんでいるのにあの人は…」

見た目や態度でその人が心に受けた本当のダメージは分かりません。深い悲しみとの向き合いかたは、人それぞれです。

一人一人の気持ちを、受け止め方を、行動を、尊重することが、お互いにとって大切なことです。

自分が幸せになることを、許そう

愛する人があなたに毎日伝えたいこと

「どうか幸せになって」

大好きな人が、自分のせいで変わってしまった姿を見るのは辛いことです。あなたが愛するのと同じように、愛する人もあなたを愛しています。今もずっと。

悲しみを抱え、愛する人とともに生きてゆく

毎日、思い出さない日はないほどに。愛する人と過ごした時を、思い返すでしょう。目には見えないけれど、いつも心に、一番近くに愛する人はいます。

悲しみもそのまま、抱えて生きていく。悲しみも含めて、愛する人との思い出だから。

愛する人を想い、これからの人生を一緒に生きていく。人間にはそれができるだけの強さがある、そう思います。それはきっと、あなたがその人を心から愛しているからに他なりません。

Rのために@自死遺族裁判中

2018年5月に妹を自殺で亡くした自死遺族です。不特定多数との不倫で妹を自殺に追い込んだ妹の夫S氏に対し慰謝料請求の裁判中。お問い合わせはrnotameni (at mark) yahoo.co.jp までメールでご連絡ください。

記事一覧

関連記事