愛する人を自殺で亡くすということ

  1. 悲しみに寄り添うもの
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自殺で大切な人を失った方達への支援の必要性を、公のイベントTEDで語った女性がいます。岡崎真理さん、カナダ在住の方です。

長い間多くの偏見にさらされてきた自殺について、自死遺族として、TEDイベントに登壇された彼女の勇気に、頭が下がる思いです。

言えなかった、自殺について

自殺を取り囲む偏見により、彼女は母親の自殺を周囲に隠しました。急な心臓発作で倒れたと周囲に話したのです。最善の選択であったと思います。私自身も、妹の自殺について、周囲に話せないままです。妹は何も悪くないのに。ただ、周囲のネガティブな反応に耐えられる自信がない、妹を守りたいのです。

自殺を取り巻く偏見を減らしてゆきたいという想い

それでも、岡崎真理さんは、自死によって母親を亡くしたことが、ご自身の人生にどのように影響したか、そして、どうやって立ち直ってきたかを、公の場で話されています。とても強い女性だと思います。それはひとえに、自殺を取り巻く偏見を減らしてゆきたいという彼女の想いからとのことです。

自殺について、分かって欲しいこと。彼女からのメッセージ。

自殺を身勝手な行動だと勝手に決めつけないでください。


私の理解では、うつ病は心にできたガンのようなものです。多くの人が乗り越えていらっしゃいますが、残念ながら、乗り越えきれない方もいます。だからといって、それが自分勝手だとは限りません。

彼らは「命を絶ちたかった」のではないのです。でも心の痛みに耐えきれずに、ただその「痛みを絶ちたかった」だけなのです。

この「命を絶ちたかった」のではなく、ただその「痛みを絶ちたかった」という言葉は、心に響きました。私たち家族が、妹の生きる意味にはなれなかったのだろうか、そう思い悩んでしまった時に、助けられました。ああ、ただ「痛みを絶とうとしただけなんだから」そう思うと気持ちが救われます。

自殺の影響を受けている人へ向けた、彼女からのメッセージ

「話すことが、救ってくれます。話せるようになるまで3年、10年、20年かかるかもしれません。でも、心の内を話すことが、どんなに耐え難い痛みにも耐えられるようにしてくれる一つの方法だということをどうぞ知ってください。」

私がブログを書こうと思ったひとつのきっかけは、自殺の影響を受けている人たちへ向けて語られた彼女の言葉でした。

私には、まだまだ話すことは辛く、とても人前で話ができるような状態ではありません。でもこうしてブログを書くことが、気持ちを綴ることが、痛みを耐えるための方法だと感じています。そう思えたのは、間違いなく彼女のおかげです。

補足:彼女のスピーチは英語です。右下の字幕アイコンから字幕をオンにして日本語を選択するとYouTubeの日本語字幕が自動生成されます。

Rのために@自死遺族裁判中

2018年5月に妹を自殺で亡くした自死遺族です。不特定多数との不倫で妹を自殺に追い込んだ妹の夫S氏に対し慰謝料請求の裁判中。お問い合わせはrnotameni (at mark) yahoo.co.jp までメールでご連絡ください。

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