不貞行為は認めるが、内容は一切認めない第4回口頭弁論(裁判4回目)

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2019年6月28日午前11時30分、東京地方裁判所の520号法廷にて第4回口頭弁論が行われました。

事前に受け取っていた準備書面は以下のようなものでした。

相手の女性が多数であるとの点は否認する。原告がどういう意味で、またいつのことをいっているのかわからないが、本件事件の原因という観点、また時期との関係でいえば「多数」であったから本件の原因となったということはないし、そもそも多数ということはない。また「多数」という非難を浴びる行為はしていない。

「継続」して行われたという非難も「継続性」の頻度および意味内容がわからないが、一般的な意味として考えても、継続的な不貞行為というとはないので否認する。

まるで言葉遊びのような反論です。

まず、複数の女性と不貞行為があったことは事実で、証拠があります。
妹の夫には10名前後の女性がおり、妹と付き合い始めて数か月後から、プロポーズ直後、結婚式の前後、結婚後から発覚まで継続的に、数えきれない程の女性達との性行為が行われていました。
なお、複数の女性との不貞行為は、行為自体が悪質であると認定され、その場合には、当然慰謝料額の増額事情になりえるのは周知の通りです。

それが、多数なのか、大多数なのか、大勢なのか、明確に定義されていない言葉の定義についての議論に意味はありません。不貞行為は例え1件でも相手の心を深く傷つける不法行為です。

1件の殺人で死刑にはならない期間が長く続いた司法制度も、1件の殺人でもそれが悪質であれば死刑が選択される世の中です。人数ではなく、その詳細まで裁判は見ます。その流れを作ったのは民意であり、裁判員裁判です。

「不貞行為は認めるが、何をしたのかは一切認めない」

被告準備書面を受け、我々は不貞行為の主義主張を検討することになりました。

ここで我々の弁護士から確認がありました。

原告「検討するが、被告は不貞行為の存在を認めるのか、それとも全て否認するのか。我々の立証範囲はどこまでなのか確認したい。」

被告側弁護士は、最初はモゴモゴとそれはどういう意味ですか、書面に書いてある通りです、と繰り返していましたが、最終的に「不貞行為自体は認めてるんじゃないですか。」と他人事のように投げやりに言うと「不貞行為のあったことは認めるが、その態様は明らかにしない」と述べました。

つまり、不貞行為はあったけど、何をしたのかは一切認めないということです。

正直、日本語の意味が分からない…。裁判官も失笑。

という訳で、立証の範囲は不貞行為全てということになりました。ここまでで相当数の証拠を出しているので、裁判官はすでに全体像を把握していることとは思いますが。

また、次回期日について相手弁護士が「差支え」を繰り返すので裁判官より私たち遺族参加の元での「弁論準備」の提案がありました。

「(遺族の参加は)とりあえず1回だけなら」という相手弁護士に、我々の弁護士が「遺族の参加に差支えがないかどうかは、裁判官のほうで公正な判断をお願いします。」と述べてくださいました。

我々遺族が弁論準備の場で一切何もしゃべらないのに、勝手に差支えありなんて相手弁護士に判断されてはたまりませんからね。

次回は令和元年(2019年)8月29日(木)午前10時30分から、 12階の書記官室 民事第49部にて弁論準備が行われます。(今回、一般の方は傍聴いただけません)

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