今は、妹と一緒にどこへでも

  1. 悲しみに寄り添うもの
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一般的な納骨時期は四十九日の法要後だと言われています。

ですが、私たち家族の中で一番最初に旅立ってしまった妹が、家族と離れてひとりでご先祖のお墓に入るというのは、あまりに可哀想で。また私たちも、妹と一緒にいたい気持ちが強いので、納骨は当分しないことに決めました。

調べてみると、納骨時期に関する法的な定めはなく、自宅で供養することに何の問題もないようです。

なので我が家には、遺影、遺骨、位牌、どの妹もいます。

ただ、外出先で妹といつも一緒にいたいなと思った時に、なかなか遺影、遺骨、位牌というのは難しく…

そこで、携帯用の位牌を準備しました。
文庫本より少し小さい、二つ折りのブックタイプのお位牌です。開いて左側に妹の写真、右側に戒名の刻印があります。遺影と位牌が小さくなり、一緒になったような感じです。

その携帯位牌に、魂入れをしました。
魂入れとは、仏教において仏壇やお墓、位牌を購入した時に営む法要のことです。「開眼法要」「お性根入れ」とも。それまで物質であったものに、亡くなった人の魂を入れることで、ものに魂が宿り、手を合わせる対象になります。

私は宗教にあまり詳しくないのですが、心が疲弊している時に、妹ともっと一緒にいたいと思ったら、こんな方法がありますよと、すっと携帯位牌や魂入れという方法を提案できる日本の仏教の柔軟さは、有り難いなと思いました。

私は実家を離れて暮らしているのですが、母が家へ来るたびに、携帯位牌の妹を連れて来てくれます。リビングのダイニングテーブルの上に、家族の写真を飾っている棚の上に、たちまち妹がちょこんと乗って一緒にいれるので安心します。

また、家族で出掛けた時、その場に妹がいないことが辛くて、私が急に泣き出してしまう時があるのですが。そんな時に母が私を慰めるように「●●(妹の名前)もここにいるよ」と言ってくれるので、それで少し落ち着きを取り戻すことができます。

これから妹の民事訴訟が始まります。長い裁判になりますが、もちろん妹も一緒に傍聴席にいます。

Rのために@自死遺族裁判中

2018年5月に妹を自殺で亡くした自死遺族です。不特定多数との不倫で妹を自殺に追い込んだ妹の夫S氏に対し慰謝料請求の裁判中。お問い合わせはrnotameni (at mark) yahoo.co.jp までメールでご連絡ください。

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