自殺を防ぐ対策はまず原因を知ることが必要

  1. 悲しみに寄り添うもの
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池井戸潤さんの小説「下町ロケット」のモデルとも言われる、町工場でありながら宇宙開発も手掛ける会社の社長、植松努さん。

数年前にTEDに登壇され、私もとても感銘を受けたのを覚えています。その植松さんが、過去Facebookにこんな投稿をされているのを拝見して、またその洞察力に頭が下がりました。

幸せで、希望に溢れた状態で、自殺する人がいるでしょうか?なかなかいないような気がします。死ぬ、しか選べない状態。 生きていることが、死ぬよりつらいと思える状態。それは、正常な状態ではないです。そして、そのような現象には、必ず原因があります。その原因を調べ、対策を考えないと、自殺を防ぐことはできません。
 
「はなしてみたら、楽になるよ。」というポスターも見かけますが、できるならとっくにやってます。
 
「死ぬほどの勇気があったら、どんなことだって出来ただろうに」というのも、よく聞きますが、だからさ、なぜ、そこを踏み越えたのかを考えようよ。と思います。

自殺は、もっと真剣に原因究明をすべきです。なぜなら、殺人だからです。被疑者が死んでいる、殺人事件です。だから、普通の殺人事件と同じに考えるべきです。

一言で「自殺」といっても、それに至った要因や背景は様々。一概に語られるものではないことは周知のとおりです。それでもこの植松さんのコメントは、大切な家族を自殺に追い込まれた私たち自死遺族にとって、すっと心に響きました。

妹の自殺は、私たち自死遺族にとっては殺人です。他殺です。しかし、自殺であることによって、犯人が全く罪に問われず、裁判を起こしても当の本人は事実を否定し続け真実すら分からない状況です。

例えば、業績不振の企業が原因の調査をせずに、売上向上ための対策が打てるでしょうか。そんなことはあり得ません。自殺を防ぐ対策を打つためには、丁寧に原因を紐解いていくことが必要です。

自殺は個人の自由な意志や選択の結果ではなく、心理的に追い込まれた末の死。なぜ、生きていることが辛くなってしまったのか、そこには理由があります。

もう2度と妹のような被害者を出さないために。

法廷で事実を明らかにしてもらいたい、そんな思いで裁判に臨んでいます。

Rのために@自死遺族裁判中

2018年5月に妹を自殺で亡くした自死遺族です。不特定多数との不倫で妹を自殺に追い込んだ妹の夫S氏に対し慰謝料請求の裁判中。お問い合わせはrnotameni (at mark) yahoo.co.jp までメールでご連絡ください。

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