不倫されたら|不倫が発覚した後の正しい対処方法について

  1. 悲しみに寄り添うもの
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不倫された時、サレ妻やサレ夫を襲う辛い感情

夫や妻の不倫を知った時、人は足もとから地面が崩れるような強烈なショックを受けます。

不倫は心の殺人とよく言われますが、これまで愛し愛されていると信じて疑わなかった人に裏切られていたという事実は、心をナイフで突き刺されたような衝撃を与えます。

しかも不倫の事実は、過去に遡り「あの時も不倫していたのだ」「あの言動は不倫のためだったんだ」と次々と裏切りを紐解き、容赦なく人の心を傷つけます。

さらに、発覚した時だけではなく、その後も辛さは継続します。不倫のフラッシュバックに悩まされたり、心の優しい人ほど自分を責めてしまったり、相手への復讐心に囚われ感情をコントロールできなくなるなど、まさに「人生を返せ」と叫びたくなるほどです。

不倫されたことにより患う症状で最も多いのは「睡眠障害」「死にたい気持ち」

しかし、不倫されたことにより患う症状で最も多いのは睡眠障害にならび「死にたい」と思う気持ちです。子どもを殺して死のうと思った、自殺未遂をした、自殺した…。

不倫アンケート調査結果発表より

不倫は人を自殺に追い込むほど、深く傷つけます。

ただ、不倫された方に知って欲しいのは、あなたが殺したいのは自分自身ではなく、心の痛みだということです。そして、その心の痛みは必ず和らぎます。

今は生きるのが死ぬより辛いことに思えても、あなたには幸せな人生を生きなおすための力があります。今は信じられないかもしれませんが、時間の経過とともに、幸せを感じられる日が必ずやってきます。どうか、忘れないでください。

不倫が発覚した後の正しい対処法

1.証拠を集める

一にも二にも、まず証拠、証拠、証拠です。事実を明らかにするために、証拠が必要です。

証拠さえあれば、慰謝料は必ず請求できます。

なぜなら、不倫(法律上は不貞行為と言います)は不法行為として民法で禁じられている行為だからです。

法律では、夫婦間において配偶者以外と性交渉しないことは義務と考えられています。

そのため、配偶者の不倫(不貞行為)は離婚事由(民法770条1項1号)となる他、配偶者及び不倫相手(不貞行為の相手)に対して、不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条)が可能です。

証拠なしに不倫した配偶者や浮気相手を問い詰めない

証拠なしに、不倫した配偶者や不倫相手を問い詰めても、バレないように証拠を隠そうとしたり、不倫の事実を隠しきれず指摘されたという精神的な負い目から守りに入り、逆に不倫された側を攻撃したり、不倫が確定してしまうと有責配偶者(離婚の原因を作り、結婚生活を破たんさせた配偶者)からは離婚ができないので、不倫の事実が認定される前に離婚を請求してくる可能性があります。

証拠なしに殺人犯を逮捕できないのと同じことです。殺人実行犯であるという証拠さえ手に入れば、殺人犯が刑罰を逃れられることはあり得ません。不倫実行犯である不倫した配偶者と不倫相手は、慰謝料請求を逃れられません。

不倫の慰謝料請求の時効は3年

ひとつ注意していただきたいのは、不貞行為の慰謝料請求は3年までという事実です。不倫の事実を知ってから3年が経過してしまうと慰謝料請求自体が出来なくなってしまうので、証拠集めは早ければ早いほど良いです。

なお、裁判を起こして慰謝料請求を行った場合は、その時点で時効のカウントは止まりますので、安心してください。

不倫の証拠集めは探偵への依頼がおすすめ

一番問題になるのは、不倫の証拠をどうやって証明するかということです。性行為は主に密室で行われるので、その現場を捉えることは非常に困難です。そして、個人で証拠を集めることは精神的な負荷から考えても難しいので、探偵へ依頼することをお勧めします。

中には市販のGPSをターゲットの鞄や車にセットし、ラブホテルの出入り写真をご自身で撮影される方もいます。ただ個人的には、配偶者と不倫相手の様子を冷静に見ながら撮影しなければならないので、辛い状況に身を置くことでご自身の心をこれ以上傷つけないでほしいという思いがあります。何より、素人かつ顔見知りの尾行は後ろを振り返られたら気づかれて終わりなので、成功率の観点からも探偵をお勧めします。

探偵の選び方は、その地域で調査をしている探偵社を少なくとも3社ピックアップし、実際に無料の見積相談へ行ってみてください。裁判で使用できる証拠を入手できることは前提条件ですが、担当者の人柄や相性、明確な料金体系での見積提示などをチェックしつつ、最も条件の良いところにお願いしましょう。

合わせて、不倫の証拠写真を抑えられる可能性の高い日時を事前に絞り込むことで探偵料金が抑えられるので、辛いですが、配偶者が次にいつ不倫相手と会いそうか、つまりいつ探偵へ依頼するかのリサーチを行います。

2.不倫をした配偶者と直接話す

不倫の証拠を入手した後に、不倫をした配偶者と話し合いを設けます。

一番大切なことは「不倫をした本人があなたに何を言うか」です。

その場での言動は、あなたが婚姻関係を続けるかどうかの、大きな判断材料になります。

まずは証拠の提示なしに、不倫をしているかどうかを尋ねてください。その時に本人が不倫を認めれば、事実関係を詳しく尋ねてください。証拠は隠したまま、事実が正しいかどうかを検証します。その後、慰謝料請求に進みます。

もし本人が不倫を認めなければ、証拠を提示し、事実関係を詳しく尋ねます。その後、慰謝料請求に進みます。

なお、この場での話し合いは、本人には分からないように、必ず録音しておいてください。発覚当初は不倫を認めていても、後になって不倫の事実を全否定するのは、よくあるケースです。

不倫の原因は常に不倫した側にある

話し合いの途中で、まるで不倫された側に原因があるかのような言動があるかもしれません。ただ忘れないでください。婚姻関係のある夫婦間に問題がある場合、話し合うか、別れるかの2択です。それをせずに、配偶者が不倫を選んだということは、本人の倫理観の欠如が原因です。

離婚をするか、婚姻を継続するか、別居して婚姻費用を請求するか悩まれると思います。すぐに結論を出す必要はないでしょう。不倫した側の態度や姿勢も、この間に検証する必要があるからです。

不倫した側に一生償う気持ちがないと再構築は難しい

不倫の再犯率は非常に高く、一説によると約4割と言われています。性犯罪の約2倍です。裏切られた事実は、一生消えることがありません。これからずっとフラッシュバックに悩まされるのは不倫された側です。浮気した側に、一生償う覚悟がないと再構築は難しいでしょう。

金銭的な打算なしに結婚離婚ができる、稼げる女性に

不倫されたのが女性の場合、男女の賃金格差のため、女性側が金銭的に不利な立場にあるケースが多いので、離婚は選択しづらいかもしれません。離婚して女性がシングルマザーになった場合、財産分与、慰謝料、養育費を得ても、十分でない可能性があるからです。金銭的な理由だけで、そこに愛がないのに離婚ができないのは悲しいことです。

独身の女性に特に伝えたいのは、ひとりで生きていけるくらい稼げる仕事について欲しいということです。子どもが欲しい人なら、育休そして育休後の復帰が当たり前にある仕事に就くこと。結婚相手を選ぶ時に、金銭的な打算なしに、愛だけで結婚離婚が可能なのは、自分の稼ぎが安定してある女性だけです。

養育費は子どもの権利

なお、養育費は子どもの権利であり、支払う義務があります。子どもが最低限の生活を送るための扶養義務ではなく、それ以上の内容を含む「生活保持義務」です。生活保持義務とは、自分の生活を保持するのと同じ程度の生活を、扶養を受ける者にも保持させる義務のことです。

3.慰謝料を請求する

証拠が整い、事実の検証が完了したら、慰謝料請求を行います。

心の中は不倫した配偶者や不倫相手に復讐したい気持ちでいっぱいでしょうが、慰謝料請求が唯一法的に認められている正しい復讐方法なのです。勤務先に訴えたり、不特定多数に不倫の事実を公言すると、逆に名誉棄損で訴えられてしまうので注意しましょう。

不倫の慰謝料の相場は50万円~300万円と言われています。

【不倫(不貞行為)の慰謝料相場】

  • 離婚、別居する場合・・・200〜300万円
  • 離婚、別居しない場合・・・50〜100万円

慰謝料金額に影響するのは、不倫の年数の長さ、不倫の回数、夫婦の婚姻期間の長さ、幼い子どもの有無、慰謝料請求をされる側の年齢・立場・年収、不倫発覚後に不倫を止めたかどうか、反省の有無などです。

慰謝料を請求する場合、弁護士に依頼することをお勧めします。弁護士であれば、適切な文章の内容証明郵便を利用して相手にプレッシャーを与えながら、代理人として依頼者に有利になるよう慰謝料請求の交渉を進めることができるからです。さらに、不倫相手側との交渉など、心理的に負担の重い役割を代わりに行ってくれることは力強いです。

なお弁護士へ依頼した場合、一般的に着手金20~30万、成功報酬10~20%が掛かりますので、それらを差し引いて手元にお金が残るような慰謝料を請求します。逆に金額がこれを下回るようなら弁護士への依頼はお勧めしません。

配偶者のみに請求する、不倫相手のみに請求する、配偶者と浮気相手の両方に請求するの3通りがあります。

4.婚姻を続けるなら、誓約書を取り交わす

不安のない結婚生活のために、結婚する前に結婚生活上の取り決めを定める婚前契約書( prenuptial agreement )というものがあります。結婚前に、事前に価値観のすり合わせをすることが出来、万が一不貞行為があった場合に契約通りの約束が履行されるため非常に有用です。この考え方を、不倫後にも役立てることができます。つまり、誓約書を作成し、取り交わすことで、これからの不安を和らげることが可能です。

誓約書の内容は、不倫の事実認定、不倫相手との関係解消、次に不貞行為を行った場合の慰謝料、次に不貞行為があった場合の離婚協議、子どもの親権、養育費について等、全て定めておきます。

不倫相手にも、不倫の事実認定及び不倫相手との関係解消、次に不貞行為を行った場合の慰謝料について等、定めた書面にサインをさせます。

これらは、契約書面ですので、私文書でも十分効力があります。さらに公証役場に誓約書を持参すれば、1万円強の手数料で公文書化できます。公文書にしておくことで、原本が公証役場に保管され、裁判上の効力は一層強まります。

4.自分を癒すことに時間を使う

不倫された状態は、予期せぬ交通事故に遭い、心身ともにボロボロの状態です。

今一番必要なのは、傷ついた自分自身を癒すことです。

美味しいものを食べて、リラックスできるマッサージやスパに行く。いつもならちょっと躊躇してしまうくらい贅沢な旅行に出かけてもいいでしょう。心理カウンセラーによるカウンリングを受けてもいいと思います。

目線を遠くに、視点を一歩引いて。

世の中には色々な人たちがいます。相手を傷つける人も、自分のように傷ついた人も。傷ついたからこそ分かる痛みもあるでしょう。人の痛みが分からない人間とは、距離を置いたって、さよならしたっていい。

過去は変えられません。今、常に今が、あなたの人生を変えてゆきます。

今からの人生は、あなたの思うまま、自由に選ぶことができます。

ぜひ、後悔のない選択を。

もう誰ひとり不倫に苦しむ人も
自殺に追い込まれる人もいてほしくない!

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Rのために@自死遺族裁判中

妹を自殺で亡くした自死遺族です。妹を自殺に追い込んだ相手に対し裁判中。お問い合わせはrnotameni (at mark) yahoo.co.jp かTwitterのDMまで。

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